無添加って本当に髪にいいの?

こんにちは、自由が丘の美容室、tweed tokyo(ツイードトウキョウ)です。
自由が丘駅、徒歩7分、奥沢駅、徒歩3分のプライベートサロンです。
数あるヘアサロンの中から当店のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
美しい髪は、足すことよりも、まず取り除く。引き算の美容法のリセットケアでお客様の髪と頭皮の健康のお手伝いをしています。
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最近よく耳にする「無添加」「ノンシリコン」「オーガニック」。
ドラッグストアでも、サロン専売品でも、やたらとそういう言葉を見かけます。
たしかに、余計なものが入っていないというイメージは魅力的ですし、「なんとなく安心できそう」と感じるのも自然なことです。
でも、美容師として毎日たくさんの髪に触れていると、「それ、本当に髪に合ってるのかな?」と思わず立ち止まる場面が、実は少なくありません。
無添加を選んでるのに、なぜか髪の状態が良くならない
たとえば、こんなお客様がいました。
「市販の無添加シャンプーを使ってるんです。肌が弱いから優しそうなやつを選んでます」
でも実際に髪を見てみると、毛先がごわついていたり、手触りにムラがあったり、頭皮に赤みが出ていたりすることもあります。
その原因を辿っていくと、「無添加だから安心」と信じているものが、実は保湿力や洗浄バランスが悪く、逆に髪や頭皮にとってストレスになっていることがあるんです。
もちろん無添加が悪いというわけではありません。ただ、それが「自分の髪に合っているかどうか」を見ずに、「なんとなく安心そうだから」という理由だけで選んでいると、かえって髪や頭皮の悩みを深くしてしまうこともあるんです。
大手メーカーの“添加された製品”の方が安定していることも
面白いことに、大手メーカーのシャンプーやトリートメントの中には「無添加」なんて一言も書いていない製品の方が、髪のコンディションを整えてくれることがあります。
それはなぜかというと、合成された成分は「悪いもの」ではなく、「安定して作用させるための工夫」でもあるからです。
髪質や気候、使用環境がバラバラな中でも、毎回一定の仕上がりを出すには、ある程度“科学の力”が必要になります。
“無添加だからすごい”ではなく、“ちゃんと働いてくれる”という視点で見ると、合成成分がバランスよく入っている製品のほうが、むしろ髪の状態が安定することも多いです。
tweed tokyoで扱っているシャンプーなどはむしろ、幹細胞系などの最新の科学から基づくものを使用していたりと現代科学のチカラも存分に借りていたりします。
悩みが深い人ほど、“正しさ”に縛られがち
これは美容師として日々感じることなんですが、髪の悩みが深い方ほど、情報にもすごく敏感で、成分表や裏ラベルを一生懸命見て選んでいます。
でもその一方で、「こうでなきゃいけない」「これは絶対ダメ」という固定観念にとらわれすぎて、本来自分に合うはずの選択肢を見逃してしまっていることも多いんです。
安心安全を選ぶのが悪くはないと思います。
でも、**“その思想が強くなりすぎて、逆に髪の声が聞こえなくなってしまう”**。
それは、とてももったいないことだなと感じます。
tweedが考える、本当に“安心できるケア”とは
tweedでは、成分の「有無」よりも、肌科学などを通して髪がどう感じているか、触ってどう変化するか、日常で扱いやすくなるか――そういった“実感”を大事にしています。
無添加でも、科学の力でも、髪が元気になって、扱いやすくて、ストレスが減る。
そのための選択であれば、どちらでも良いと私たちは思っています。
それは、“正しさ”よりも、“自分にとっての心地よさ”を選ぶということ。
美容室だからこそ、そのバランスを一緒に探すお手伝いができればと思っています。
まとめ:髪に必要なのは、理屈よりも「しっくりくる実感」
「無添加の方が良さそうだから」「体にやさしそうだから」
そんな気持ちでケアを選ぶのは、すごく自然なことです。
でも、今の自分の髪の状態を見て、
「それ、本当に合ってるかな?」って、ちょっと立ち止まってみるのもアリかもしれません。
“正しい”かどうかじゃなくて、“しっくりくるかどうか”。
その視点で選ぶと、髪との付き合い方はぐっと楽になるはずです。
ホームケアについてはこちらの記事も参照ください。
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