白髪が気になり始めて、「白髪ぼかし」という言葉を目にするようになった方も多いと思います。
白髪と黒髪のコントラストをやわらげたり、明るいカラーを楽しみながら白髪を目立ちにくくしたり。
白髪ぼかしは、白髪との付き合い方を広げてくれる選択肢のひとつです。
ただし、大切なのは「白髪ぼかしをするか、しないか」だけではありません。
どのような方法で明るくするのか。
これまで髪にどんな施術をしてきたのか。
そして、半年後、1年後にどんな髪でいたいのか。
白髪ぼかしを長く楽しむためには、今の仕上がりだけではなく、その先まで考えてカラーを設計することが大切です。
この記事では、白髪ぼかしを考えるときに知っておきたい、施術履歴とダメージの考え方についてお伝えします。
「白髪ぼかし」は、ひとつの施術方法ではありません
白髪ぼかしという言葉は広く使われていますが、実際の施術方法は美容室によって異なります。
細かなハイライトを入れる。
全体を明るくする。
白髪染めの染料を薄くする。
白髪と黒髪のコントラストが強くならない色を選ぶ。
同じ「白髪ぼかし」という名前でも、使う薬剤やブリーチの有無、仕上がりの明るさはさまざまです。
そのため、
「白髪ぼかしだから傷む」
とも、
「白髪ぼかしなら傷まない」
とも一括りにはできません。
大切なのは、名前ではなく「自分の髪に何をするのか」です。
特にブリーチを使って明るい部分をつくる場合は、その部分に施術履歴が残ります。
一度明るくした髪は、その後のカラーにも影響するため、最初の仕上がりだけではなく、次回以降の施術まで考えておく必要があります。
問題になりやすいのは、施術履歴が複雑になったとき
白髪ぼかしをしたあと、
思っていたより明るくなった。
ハイライトが筋っぽく見える。
色が抜けると黄色っぽく感じる。
パサつきや乾燥が気になる。
やっぱり暗くしたくなった。
こうした理由から、別のカラーを重ねることがあります。
明るくした髪を暗くする。
その後、また明るくする。
以前ブリーチした部分に、さらにハイライトを入れる。
ストレートや縮毛矯正の履歴がある髪に、ブリーチを重ねる。
こうして複数の施術が重なっていくと、髪の中に「どこに、何を、何回しているのか」という履歴が増えていきます。
すると次のカラーでは、単純に「この色にしたい」だけでは判断できなくなります。
根元と毛先で状態が違う。
部分によって明るさが違う。
ダメージの程度も違う。
だからこそ、カラーを続けるほど施術履歴の把握が重要になります。
白髪ぼかしをする前に、半年後を考える
白髪は、カラーを一度すれば終わる悩みではありません。
髪は伸びるので、数週間、数ヶ月すれば根元には新しい白髪が出てきます。
だから白髪ぼかしを考えるときに、tweed tokyoが大切だと考えているのは、
「今日、どう見えるか」
だけではありません。
次回はどうするのか。
3ヶ月後はどうするのか。
半年後も同じ明るさを続けたいのか。
将来、暗く戻したくなる可能性はないか。
ここまで考えて施術方法を選ぶことです。
たとえば、今は明るいハイライトが魅力的に見えても、半年後には「もう少し落ち着かせたい」と感じるかもしれません。
逆に、白髪染めを続けてきた方が、少しずつ明るいカラーへ移行したい場合もあります。
白髪との付き合い方に、ひとつの正解があるわけではありません。
だからこそ、その時々の流行だけで決めるのではなく、これからどんな髪でいたいのかまで含めて考えることが大切です。
白髪を目立たなくすることと、髪をきれいに保つこと
白髪が気になると、どうしても「白髪をどう目立たなくするか」に意識が向きます。
でも、40代、50代になると、気になるのは白髪だけではありません。
髪が細くなった。
以前より艶が出にくい。
トップのボリュームが出にくい。
うねりやパサつきが増えた。
こうした変化を感じる方もいます。
その状態で、白髪をぼかすことだけを優先して施術を重ねれば、希望する髪の状態から離れてしまうこともあります。
白髪が目立ちにくいこと。
髪に艶があること。
扱いやすいこと。
自分に似合っていること。
カラーを無理なく続けられること。
その全部を見ながら、何を優先するのかを決める。
tweed tokyoでは、そのバランスが大切だと考えています。
カラーは「その日」ではなく、積み重ねで考える
白髪ぼかしに限らず、ヘアカラーは一回ごとに独立した施術ではありません。
前回のカラーがあり、その上に今回のカラーがあります。
そして今回の施術は、次回のカラーにも影響します。
だから私たちは、必要以上に髪を明るくすることや、目的のないブリーチを繰り返すことよりも、今の髪の状態とこれまでの履歴を見ながら、その人に必要な施術を選ぶことを大切にしています。
白髪ぼかしを否定する必要もありません。
白髪染めだけが正解でもありません。
大切なのは、施術の名前ではなく、
「今の髪に何が必要なのか」
を考えることです。
半年後、1年後もカラーを楽しめるように、今の施術を選ぶ。
白髪との付き合いがこれから長く続くからこそ、その場だけではなく、これからの髪から逆算して考える。
それが、tweed tokyoの考える白髪・カラーとの付き合い方です。
